2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
今日の話題

心やさしき人たち

 8月31日に今日の話題『人権劣等国・「美しい国」日本』 で取り上げた 天皇警備の事前拘束で逮捕されていたNさんが釈放 された。「拘留理由開示裁判」で示された この青年のやさしさに裁判官も検察も公安刑事も 、もしなお権力の毒に侵されていない心を持つなら、 深く恥じ入ることだろう。

N君不当逮捕-拘留理由開示裁判の報告



 「君が代・日の丸の強制」に対して、矢面に立っ て闘っている人たちは皆心やさしい。そのやさしさ のためにいま解雇に追い込まれている人たちがいる。 多くの支援を呼びかけている。

「君が代」解雇をさせない大運動を起こそう

東京都庁前でのビラ撒き宣伝行動に参加しました



 マスゴミの扇動に乗せられた単細胞たちの、「光市母子殺人事件」 弁護団への非難・中傷・嫌がらせの狂騒が吹き荒れて いる。この可哀そうな人たちは同時に、容疑者の 青年を殺せ殺せと大合唱をしている。裁判所外での 裁判は私的リンチである。恥を知れ!

 ところで、「光市母子殺人事件」弁護団の団長 は安田好弘弁護士と言う。安田弁護士は、「過激派」 とか爆弾犯とか殺人犯とか、「健全な市民社会」から は直ちに反発を買うような人々の弁護をしてきている。 オウム真理教の教祖・麻原彰晃の弁護も担当してき た。『「生きる」という権利‥麻原彰晃主任弁護人 の手記』という著書がある。

 佐藤優さんがこの著書を論評している。 (『国家と神とマルクス』所収)佐藤さんは安田弁 護士の担当裁判の特異さを指摘したうえで、次のように 述べている。

『しかも依頼人については麻原彰晃氏を含めて呼び 捨てにせず、「麻原さん」と「さん付け」で呼ぶ 弁護人としての倫理に忠実だ。』

 そして

『「(爆弾犯たちが)時限爆弾を製造したが、爆 弾を人を殺傷したりする武器とは位置づけておら ず、表現の手段と考えていた」というような論理 は、私には理解不能だ。』

としながらも、安田弁護士の著書から「やさしい まなざし」を読み取っている。

 佐藤さんはこの論文の表題を
『「やさしさ」は「国家権力」に対抗できるか』
としている。(佐藤さんのこの論文から考え たいことがいくつかでてきているが、後日に。)



 ひとのかなしさとやさしさと…最後に、胸キュン 涙ポロポロのコラムです。東京新聞(9月5日)の 「本音のコラム」から。

『記憶のかぎ』 斎藤 学(精神科医)

 ある女性が七十歳代半ばの母親を喪(うしな)った。 やや惚け気味ではあったものの、死に別れはまだま だ先と考えていたので、喪失感は深かったようだ。

 数年続けていた引きこもりを切り上げて私のとこ ろへ出てきたのはそのためだったろう。才能のあ る女性で、先端的な店を開いたりしていたが、こ のところ店も家事も妹に任せきりになっていた。

 さて、肺炎をこじらせた母親の意識は急速に混 濁した。いよいよという時を迎えた際、母親は女 性に「寂しくさせてごめんね」とだけ言ったそう だ。

 それを聞いた私には、ある情景が浮かんだ。 女性が学童低学年の頃だろうか。母親は町の 郵便局に勤めていた。当時は適切な預け場所もな かったようで女児は郵便局のエントランスにある ソファに腰かけて母の帰りを待った。

 仕事場は階上なので少女は仕事をおえて下りて くるお姉さんやおばさんと出会うことになる。そ の人たちの中にはソファに座る幼女を不憫がっ て、声をかけてくれる人や少しの間話していって くれる人もいた。仕事に厳しい母親はいつも帰り が同僚たちより遅かったが、少女は寂しさに耐え ながら暗くなったロビーでひたすら待っていた。

 「寂しくさせてごめんね」という言葉は遥かな 以前のこの情景を指して言ったのではないか。そ のように私が述べたとき、その女性は突然声を あげて泣き、涙は止まることがなかった。
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