2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
第766回 2007/03/31(土)


今日の話題

都教委、またまた35名処分の暴挙

 昨日、「卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会」に参加した。

 今回の被処分者35名の内訳は次の通り。
義務制:停職6ヶ月1名、戒告1名。
養護学校:停職3ヶ月1名、停職1ヶ月1名、減給10分の1・1ヶ月1名、 戒告2名。
高校:減給10分の1・3ヶ月1名、減給10分の1・1ケ月10名、戒 告18名。

 いつもながら、被処分者の皆さんの確固とした意志と明るさに逆に励 まされて帰ってきた。闘いは「ひとりから、がんばらない、あきらめない」 というKさんの言葉が、この闘いの最前線に立つ人たちの強さを 象徴している。


卒業式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明

 3月29日、東京都教育委員会(都教委)は臨時会を開催し、卒業式 での「君が代」斉唱時の不起動・不伴奏などを理由に35名にのぼる大 量の教職員の懲戒処分を決定し、本日3月30日、該当者に対す処分発 令を強行した。03年10.23通達以来、今日までの延べ346名という前 代未聞の大量処分に続く本日の不当な処分の強行は、職務命令を根拠 に処分を振りかざして、教職員・生徒に「日の丸・君が代」を強制す る都教委の教育破壊の暴挙に他ならない。私たちは、この暴挙に満身 の怒りを込めて抗議し、不当処分の撤回を求めるものである。

 該当者のうち18名は、都教委の「事情聴取」に際して、弁護士立会 いを要求したにも拘わをず、都教委は「教育委員会の裁量」という理 由でこれを拒否し、「事情聴取」も行わないまま処分を発令した。都 教委が、卒業式終了後僅か1週間という短期間で十分な「調査」も行 わず、処分発令を急いだのは、入学式を目前にした「見せしめ・恫喝」 であると言わざるを得ない。

 今回の処分は、2003年10・23通達とそれに基づく校長の職務命令は 「思想及び良心の自由」(憲法19条)を侵害し、「教育の不当な支配」 (改定前教育基本法第10条)にあたるとして、「重大かつ明白な瑕疵 がある」ので、「『君が代』の起立・斉唱、ピアノ伴奏の義務なし」 「いかなる処分もしてはならない」と判じた2006年9月21日の東京地 裁民事36部の判決(予防訴訟判決)に真向から反する許し難いもので ある。

 しかし、東京都教育委員会は、9・21判決を全く無視して、「職務 命令」を出すよう今まで以上に強く各校長を指導し、全ての都立学校 の卒業式で例外なく各校長が「職務命令」を出し続けている。たとえ 高等裁判所に控訴しているとはいえ、司法の判断があるならば、 10・23通達に基づくこれまでの教育行政を改めるのが「法治国家」で の教育行政の当然のあり方である。

 一方で、2007年2月9日、東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団 (都立学校教職員173名)は、03年度周年行事・04年3月卒業式・4月入 学式の処分取消を求めて東京地裁に提訴した。また、05年3月卒業式 ・4月入学式の処分取消を求める東京都人事委員会審理は未だ継続中 であり、しかも06年3月卒業式・4月入学式の処分取消を求める人事委 員会審理に至っては未だ審理すら行われていない。かくして、都教 委は、裁判の進行はもとより、公務員の身分の救済制度として存在 する人事委員会制度上の手続き・進行をもー切無視して10.23通達以 来重ねての処分を乱発し、ひたすら大量処分の「実績」作りに狂奔して いるのである。

 今回の卒業式で処分された該当者の大半は、被処分者の会弁護団 (尾山宏弁護団長)を代理人として、来る4月27日に東京都人事委員 会に不服審査請求を行い、不当処分取消・撤回を求めて最後まで闘い 抜く決意である。

 今や学校現場は、10・23通達や2006年4月13日の「教職員の意向を 挙手等で確認するような学校運営は許されない」という「学校運営 の適正化について」の「通知」などで、がんじがらめにされ、多くの 教職員が「物も言えない」雰囲気が蔓延しようとしている。しかし、 「最後の授業」たる卒業式を「強制」と「処分」の場へと落とし込め る都教委の非常識な暴圧に対して生徒・保護者・市民の批判が広がり、 教員として「譲れない思い」を貫いた私たちの行動にも多くの支援・ 激励が寄せられている。

 私たちは、都教委の「暴走」にストップをかけ、自由で民主的な教 育を学校現場に甦らせ、生徒が主人公の卒業式・入学式を取り戻すた め、生徒・保護者・市民と共に手を携え、「日の丸・君が代」強制に 反対し、都教委の暴圧に屈せず、不当処分撤回まで闘い抜くものであ る。何よりもこの国を「戦争をする国」にさせず、「教え子を再び戦 場に送らない」ために!

2007年3月30日
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会



 奪われるのは簡単だが、取り返すのは容易ではない。自由を奪い返 すための闘いは長く過酷なものになるかも知れない。しかし、沈タロ ウ三選阻止がこの闘いの勝利への決定的な一歩になる。今は、沈タロウ三選 阻止の一点で団結すべきだ。どんなに立派な政策を掲げても、 知タロウに勝てなければ全く意味がない。沈タロウに勝てる可能性が あるのは誰か、しっかり見定めよう。
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