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577 「創価学会」とは何か。(18)
カルト宗教
2006年8月13日(日)


 創価学会員による北朝鮮まがいのマスゲームとそれを観覧する金正日まがいの 池田大作の映像を見てびっくりもし呆れもしたのが、このシリーズを始めるきっ かけだった。いままで、マスコミが報道する創価学会関連記事にも関心が薄く 無視してきたので、創価学会についてほとんど無知に等しかった。おそまきながら 詳しく知る必要を感じたのだった。

 創価学会の信者は現在、公称で2000万人といわれている。強引な折伏(しゃく ぶく)や家族ぐるみの入信の仕組みなどの組織的な戦略が行われたとはいえ、 2000万人もの信者を獲得した教義とはいったいどのような教義なのか、私の関 心はもっぱらその教義にあった。その教義を構成している2大要素の「価値 論」と「生命論」を梅原さんの論文を頼りに調べてきた。
 価値論というヨーロッパ型の思想と日蓮宗という仏教思想を結びつけた点が 一つの特徴だが、取り立てて新しい思想ではなかったし、人類を救済できるよ うな思想とはとてもいえない。他の日蓮宗系の教義とも大きな差はないのでは ないかと思われる。

 根幹の教義はそのようであったが、霊魂の存在を否定する点、従って先祖供 養も不要となるような点に他の宗教との大きな違いがあった。それが教団が大き くなる要因の一つでもあった。このことから、会員の圧倒的多数は「価値論」 とか「生命論」とかの小難しい教義に惹かれたわけではない、あるいは全くそ の根幹の教義など知らないのではないかということも容易に推測できる。また さらにこのことから、創価学会においては宗教的規範の形骸化はまぬがれない だろうということも、容易に予想できる。たぶん、創価学会は、現在、大きな組織的な問 題に直面しているに違いない。

 私の当初の目的はここで終わったと思う。しかし、最後に一つだけ触れてお きたいことがある。
 創価学会を批判する人たちの多くは創価学会にカルトというレッテルを貼って いる。「カルト」とはどういう意味だろうか。

 「カルト」という言葉はもともとは「なんらかの体系化された礼拝儀式,転じて ある特定の人物や事物への礼賛,熱狂的な崇拝,さらにそういう熱狂者の集団」 を意味していて、必ずしもマイナスの意味ばかりで使われたものではなかった。 それが、宗教だけに限らないが、「個人や社会に対して破壊的あるいは非人道 的な行為をしている」集団や組織を「カルト」と呼ぶようになった。特に宗教 の場合「カルト宗教」と呼んでいる。

 アメリカやヨーロッパではカルトに対する視線が大変厳しい。特に フランスでは国民議会がカルトに関して調査委員会を設置し、委員会は 1996年に報告書をまとめた。そこではカルトの本質を「全体主義的拘束的 反人権的団体」と規定して、カルトと認定するための10項目の具体的な要件 を設定している。

(1)精神の不安定化
(2)法外な金銭要求
(3)住み慣れた生活環境からの隔絶
(4)肉体的損傷
(5)子供の囲い込み
(6)大なり小なりの反社会的な言説
(7)公共の秩序に対する錯乱
(8)裁判沙汰の多さ
(9)通常の経済回路からの逸脱
(10)公権力に浸透しようとする企て

 そして国民議会は報告書の中で創価学会インタナショナル・フランスを カルト宗教と認定している。

 ちなみに、創価学会インタナショナル・フランスは日本における学会と格別 異なる活動をしているわけではなく、まったく同じ活動をしている。日本は カルトに対して寛容であると言うべきなのだろうか、それとも甘いというべき だろうか。

 最後に、創価学会のカルトぶりについては、次のサイトに詳しいので紹介 しておきます。フランスの国民議会のこともそのサイトで調べました。

巨大カルト教団

 なおつい先日、島田さんが「創価学会の実力」(朝日新聞社)という本を 出版されました。利用させていただいた「創価学会」の続編にあたります。 早速読みました。

 創価学会の現状を冷静に正確に分析しています。そして心優しくも最後を 創価学会に対する次のような提言で締めくくっています。カルト宗教から反 アヘンあるいはモルヒネとしての宗教への転換を薦めていると読みました。 また創価学会に対するこの態度はロールズの「寛容」(「第446回 3月6日」参照)の精神を体現している とも思いました。それを引用してこのシリーズを終わることにします。もちろ ん私自身はあらゆる宗教は消滅すべきだと思っています。

 (創価学会の)現在の組織は根本的な危機に直面しており、大胆な改革を 行わないかぎり、組織の大幅な弱体化は避けられない。また、閉鎖性を弱め、 多様性を許容する新しい信仰を切り開いていかなければ、創価学会が社会的 に評価されることはないであろう。

 おそらく、もっとも重要な検討課題は、現世利益の実現を約束する信仰の あり方を、今どのようにとらえるかという点であろう。ライブドアの事件を 契機に、金だけがすべてという風潮に対する強い批判が起こっている。現世 利益の実現と金だけがすべてという考え方とはどうしても重なって見えてく る。創価学会としても、拝金主義から脱却した新たな信仰のあり方を模索し ていかなければならない状況に立ち至っている。それは、会員の多様化とい う事態とも関係する。豊かさを実現した会員は、現世利益の実現だけでは満 足しない。

 ひたすら経済的に豊かになることを求めるのではなく、社会的な格差の是正 や、安全、安心な社会を実現するためのヒューマンネットワークの再構築・あ るいは教育の再生といったことを、宗教活動の中心に据える必要がある。公明 党の政治活動にしても、利益誘導から脱却し、新しい社会のあり方を提言する 政策政党への転換が求められている。

 近年の創価学会では、創価大学や創価学園が定着することで、教育の充実へ 活動の力点を移している。それは、もともとの形である創価教育学会への回帰 としてもとらえられる。創価学会が学会という宗教団体らしからぬ名称を使っ てきたのも、その底には教育や学術への強い関心が存在するからであろう。日 本の将来を考える上で教育は極めて重要である。創価学会が、創価教育学会的 な性格を強めていくことは、一つの新たな方向性を示すことにもなっていく。

 そうした方向に組織を改革できたとき、社会の創価学会アレルギーも改善さ れることになるであろう。創価学会が成熟した宗教団体として社会的な責任を 果たそうとするなら、国民全体に受け入れられる組織を作り、活動を展開して いく必要がある。それでしか、現在の危機を乗り越えることは難しいのであ る。

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この記事へのコメント
創価学会は真の宗教団体(18)
【私個人のコメント】
マスゲームの映像を見て素晴らしいと思えないのは気の毒です。困難を乗り越えた数多くの体験ドラマが有るのです。

※Author:たつさん、この一連のページ類(学会批判)は浅はかな判断であったり、的外れな主張になっています。
最初の http://adat.blog3.fc2.com/blog-entry-207.html から此処までの【私個人のコメント】を何度も繰り返し読めば学会の正しさが理解出来るかもしれません。「法華経の智慧(著者:池田大作 発行所:聖教新聞社)」を読めば速いのですが。理解しようというスタンスが大切で、そのように努力すべきです。ご自身の為になります。

創価学会は他の日蓮宗系の教義と大差が有るどころか種類が全く違います。第一に掲げるのは生活上の努力目標ではなく、即身成仏できる日蓮大聖人の南無妙法蓮華経(人法一箇)を根本にした御本尊を根本尊崇し弘めることです。狐、蛇などの動物を本尊にも追加の本尊にもしていないし、マジナイ、呪文、自然崇拝や偶像崇拝もしていないと云うことです。

先祖への回向は毎日朝晩行っています(霊魂説では有りません)。他の宗教とは本尊とそれによる教義が違うのです。そのことから教団が大きくなる次の要因は「日蓮大聖人や創価学会の大慈悲」を感じたり、教義の中の僅かなことでも納得できることが有るからです。
日蓮大聖人の仏法をたもつのに、最初から根幹の教義まで理解して入会する人はいないだろうし、「絶対に全ての教義を理解しなければならない」などと云うことは無いのです。教義は後から着いて来ます。しかし教義というものは自身に何かあれば「唯一、即身成仏できる日蓮大聖人の仏法」から零れ落ちない歯止めになるので必要なものですけど。

各会長への尊敬や指導者と仰ぐ気持ちはあります。しかし尊崇するのは人法一箇の南無妙法蓮華経を根本にした御本尊のみで、学会は反社会的結果を生み出そうとする指導はしていません。ですから「カルト宗教」と判断するのは大変な間違いと認識すべきです。
マンダラの中心の題目が南無妙法蓮華経という名前だから
心の師とはなるとも心を師とせざれ」(日蓮大聖人御書全集・曾谷入道殿御返事・1025ページ6行目)を受け入れ易いのです。日蓮大聖人の仏法説明の一端です。創価学会からも「心の師となる」を常に指導して頂いています。一方において重大な間違いを起こした人がいるということですが、原因はその人個人に有り日蓮大聖人やマンダラや創価学会には何等問題はありません。人間は人としての教育をされて人となるのです。法滅と言われる末法の時では人間はどんなに酷い宿業を持っているか分りません、そんな人間までも日蓮大聖人の仏法で「正常な状態」へ救い出そうとしている創価学会は本当に期待される宗教団体です。

※Author:たつさん、「無宗教」が良いと言っても、もそれなりに「自分の心を師とする」低い宗教です。尊崇できる法をたもてるということは幸福ですよ。「無宗教」を捨てて速やかに創価学会に入会すべきです。最後に此の一節を心に留めておいて下さい。訪問者の方も。
汝早く信仰の寸心を改めて、速かに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり。仏国其れ衰んや。十方は悉く宝土なり。宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是れ安全にして、心は是れ禅定ならん。」(日蓮大聖人御書全集・立正安国論・32ページ14行目)
2007/12/05(水) 04:21 | URL | すすき #-[ 編集]
創価学会はオウム真理教と同じカルト団体です
創価学会がフランスでカルト・セクト団体に指定された経緯
http://page.freett.com/sokagakkai_komei/shukyou/cult_french.html
2009/05/03(日) 15:15 | URL | 池田犬作 #-[ 編集]
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