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2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
77. 米長の憂鬱
2004年10月30日


 実は昨日は、朝日新聞朝刊に報道された宮内庁主催の園遊会の記事を取り上げようと思った。新聞の次に インターネットの「お気に入り」に目を通すのが私の朝の習慣になっているが、私が新聞を読み終わったと きには(これも習慣で私は朝寝坊している)、例によって既に「澤藤統一郎の事務局長日記」が ちゃんとそのことを取り上げていた。

 しかし、私のホームページにもその記事を記録したいので、私なりの視点から取り上げることにする。
 まず記事の取り上げたい部分。

『 天皇陛下は園遊会の席上、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)から 「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけ られた際、「やはり、強制になるということではないことが望ましい」と述べた。
 米長さんは「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうご ざいました」と答えた。』


 石原の腰ぎんちゃくの6バカ都教委の代表として、よくバカさ加減を露呈してくれた。
 米長の発言は、その意図するところを私が翻訳すると、
 「私は陛下の忠実な臣下です。私の仕事は御意に沿ったものと確信いたします。このように 忠勤いたしております。」
となる。おべんちゃらを言って、激励かお褒めの「お言葉」でもいただけると思っていたのか。

 それに対する天皇の発言について、澤藤さんは「天皇が政治的な発言をしたことに ある。国旗国歌問題について、天皇がものを言う資格など全くないのだ。自ら望んだ 会話ではないものの、出過ぎた発言である。」と釘を刺してる。法的にもっともな指摘である。

 しかし私は、天皇の衣を剥ぎ取った明仁という一人の人間としての意見なら、 帝王学で育てられたにも拘らず、ごく常識的な感性の持ち主で、ごく当たり前の常識的な意見を述べており、 なんら問題はないと思う。
 また、明仁を天皇の衣をまとった存在としか見ることができない天皇教の信者たちにとっては、水を浴びせ られるような発言で、バカどもの頭を冷さす効果が少しはあるかもしれないと思っている。

 一方、次のようにも思う。
 明仁は本人の意志に関わらず、社会的には天皇の衣をまとった者としてしか在り得ない。 とすると、「強制になるということではないことが望ましい」という発言は、自発的な日の丸 掲揚・君が代斉唱を期待している意味に取れ、明仁は「君が代」の意味が指し示す当事者なのだから、 まさに厚かましい発言だ。
 強制であろうと自発的であろうと、私は君が代を歌わない。(過去にブギ調君が代を歌ってしまった 前科があるけど)
 いずれにしても、天皇がこの程度の事さえ自由に発言できない境遇にあるとすれば、その人と しての在りようを実に気の毒に思うほかない。けだし、日本不自由・不平等国家の象徴としてふさ わしいと言うべきか。

 天皇の言葉に対する米長の応答がまた振るっている。得意満面で伝えた自分の仕事がやんわりとたし なめられたというところだが、それでも感激をしている。天皇教の信者にとっては、天皇の言葉はどん な言葉でも「本当に素晴らしいお言葉」なってしまうのだろう。あるいは単なるおためごかしか。
 「もうもちろんそう」という天皇の言葉に対する慌てふためいた相槌を、米長がどう始末するのか 見ものだ。あるいは全く意に介していなく、舌を出しているだけかもしれない。

今日は朝から仕事。今朝はさらに寝坊をして、ここまで書いて日課を果たさず 仕事に出かけた。
 仕事を終えて帰り、新聞とメールを覗いたら、この話題について、言いわけ・取り繕い・批判・ 論評の花盛り。
 「反ひのきみネット」MLに、私の感情的な罵詈雑言と違って、冷静できちんとした論理的な論考が一つ あった。それを「メールの輪」で紹介する。
 しかし、私の感情的な罵詈雑言もこの問題の一面を抉っていると思うので、一つだけ追加して、 そのままアップロードすることにした。


「反ひのきみネット」MLに、天皇と米長のやり取りの詳細が報じられていた。

 天皇:教育委員会としては、本当にご苦労様です。
 米長:はい、一生懸命頑張っております。
 天皇:どうですか。
 米長:日本中の学校に国旗を上げて国歌を斉唱させるというのが私の仕事でございます。
 天皇:ああそうですか。
 米長:今頑張っております。
 天皇:やはりあの・・・、その、強制になるということでないことがね
 米長:ああ、もう、もちろんそうです。
 天皇:望ましいと
 米長:ほんとにもう、すばらしいお言葉をいただきましてありがとうございました。
 天皇:どうぞ元気で。
 米長:はい、ありがとうございます。

 天皇のとまどいと、米長の慌て振りがよく伝わってくる。つい噴き出してしまう。 今朝書いたことを訂正する必要はないようだ。


 ところで「園遊会」って、何だ?
 なぜ税金を使ってこんなことをやるのだ?
 もう既に支配階級にどっぷり浸かっている者にとっては大親分へのさらなる服従を確認する仁義の場 だし、一心に支配階級ににじり寄ろうとしている者にとっては親分子分の固めの杯に一歩近づく ための面通しの儀式だ。
 天皇の名において出す叙勲・勲章はさしずめ固めの杯というところか。
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