2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
71. 『君が代問題について』(1)
2004年10月24日


『 九九年夏、君が代をパンクで歌った忌野清志郎という歌手のCDが、発売前に急遽、発 売中止になった。これがニュースになった途端、なんと、小渕首相と野中官房長官が揃っ て、そのCDは発売しても大丈夫だと保証した。一体、何が大丈夫なのか。
 戦争が終わって半世紀以上経ったというのに、だんだん世の中の雲行きがおかしくなっ てきている。
 ところで、君が代の変形バージョンの先駈けをやったのは、実は私の母校である北九州 の若松高校 (旧制若松中学校) なのである。
 今から二十年ほど前に、ここで有名な事件が起こった。
 若松高校の音楽の先生が、卒業式で君が代をジャズに編曲してピアノ伴奏したのだ。  先生も生徒も、まさかこれが大事件になるとは思っていなかった。
 しかし、まず、右翼が、「君が代をジャズにするなど国家への冒涜だ」といって学校へ 押し掛けてきた。スピーカーでガンガンがなり立てる右翼に対して、今度は、「君が代を ジャズにしたっていいじゃないか」と、左翼が押し掛けてきた。
 右翼がビラを撒く、左翼がビラを撒く。スピーカーでがなりたてる、マスコミもやって くる。若松高校の周辺は、大変な騒ぎになってしまったのである。
 その当時の若松高校の同窓会の会長が、東京の同窓会に来た時にこういっていた。
「いやあ、左翼がいっぱいきてビラを撒いて大変だったよ。でも私たち同窓会の幹部が、 左翼の連中を追っ払ったんだけどね」
 彼は得意気に話していた。私たち東京の仲間は、君が代をジャズにしたっていいじゃな いか、それが何なのと笑っていたのだが……。』


 私には団体や組織に対する深い不信感がある。小さいものではPTAとか同窓会とか町内会。 大きなものでは「国民・・・会議」とか「日本・・・会議」のように「国民」や「日本」を 騙る団体。教育関係ではいわゆる「官製」の研究会。大多数の労働組合にも不信感を持って いる。
 「国民・・・」や「日本・・・」という団体は、支配階級の肝いりの団体か揉み手をしながら 支配階級にすり寄る団体と見てまず間違いがない。とても分かりやすくて見まがうことがない。
 PTAとか同窓会とか町内会とか官製研究会とかは、「まあまあと、みなさん仲良くやりま しょう」団体と私は呼んでいる。こういう種類の団体が一番始末が悪い。ラジカルな問題に直面す るとその本性を表す。必ずといってよいぐらい大勢に順応し権力べったりになる。「左翼を追っ払 って」自慢する同窓会長はいても、右翼を追っ払える同窓会はない。
 もっとも、若松高校の事件への反応の仕方では、右翼と左翼は同じメダルの裏表で、私はどちらも まったくダメだと思う。

ここまで書いて、

『「日の丸・君が代」強制と処分を許さない10・24討論集会』

に参加するため中断した。

 その集会で数年ぶりに、むかしM高校で親しくしていたSさんにであった。まだ現役の教師で、 予防訴訟の原告団にも参加しているという。
 集会の後、久しぶりに一杯やりながら、都立高校の現状などいろいろお話を伺った。その中で、上記の 若松高校のことを私が話題に出すと、Sさんはその時の当事者の小弥さんを支援する会に加入していて、 その会はいまだに活動しているということを伺った。『小弥「君が代」処分を考える会』というそうだ。 その長い闘いに胸を打たれると同時に、今始まったばかりの私たちの闘いも長期戦を覚悟し、不退転の決 意をすべきと、思いを新たにした。

 集会に出かける前は、団体や組織のいかがわしさと、参加した集会の報告を書くつもりだったが、 一杯やってしまった。明日から、少しずつ、責めを埋めよう。お休みなさい。
スポンサーサイト
 トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://adat.blog3.fc2.com/tb.php/302-4633595b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック