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2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
68. 「非国民について」(2)
2004年10月21日


 『天皇を神とは思わないという、いたって普通のことを考えていた人たちが、天皇を神だ と信じていた狂気の日本人たちによって殺された。これはどこかオウム真理教の事件と似 ていないか。
 私は、戦争中に非国民だといわれていた人々こそが、本当の日本人であったと思ってい る。
(中略)
 ものを見抜いていた人間と、洗脳されていた人間、どっちが本当の愛国者であったとい うのか?
 日本人は非常に怖い民族である。洗脳されやすいのだ。
 今の日本人の内面は、戦争中の日本人とほとんど変わっていないと私は見ている。また 何かのきっかけで、うわ一っと団体で走っていく可能性のある民族だと思っている。絶え ず狂気を抱えているのだ。
 非国民であると公言することは、非常に勇気のいることである。
(中略)
 私の住んでいる国では、戦後半世紀以上経った今でも、人と違う意見を持つものは非国 民と見なされる。物事を自分だけの目で見抜こうとするものは排除される。これは、戦争 中の日本と何ら変わらない。
 このような国の中で、正常な感覚を保っていくには、非国民として生きるしかない。  非国民でいなければ、真実を見抜く目を持ち続けることは不可能なのである。』


 天皇教に最も洗脳されやすいのは教師ではないかと、私は思っています。そして洗脳された教師が 最も忠実な布教者になります。『良心的・・・』に次のような文があります。

 『 数年前、「国歌斉唱」時にはいつも大声で歌う同年代の教頭が、「私は誤った戦後民主 主義教育を受けてきたことを悔やんでいる」と言ったことにショックを受けた記憶があ りますが、戦後半世紀以上経ってこんなことになろうとは……』(筆者・伊藤千恵さん)

 こういう手合いの教師は、いまは大真面目で天皇教の布教という使命感に燃えているのでしょう。 そして情勢が変われば、都教委の命令で仕方なかった言い訳をして、またころっと民主的教員面を して恥じません。敗戦時の多くの教師がそうでした。
 生徒より多少知識が余分にあるだけなのに教師面する教師、それを切り売りしてきただけの教師、 いつも上ばかりを見ているヒラメ教師、読むものと言ったらスポーツ新聞だけの教師、つまりは 「真実を見抜く目」を培うための営為(「自己の内部の世界を現実とぶつけ、検討し、理論化してゆ く過程」-吉本隆明)など全く無縁の教師たち・・・

 42回で、( )内の吉本隆明の文を引用して、私は次のように書きました。
 「優性遺伝を引きずったままの庶民的内部世界をそのまま放置していては、どんな進歩的・革新的思想 をつぎ木しても、その思想は、ラジカルな問題に出会ったとき簡単に転向し、無効となります。」
 教師たちはいま、今までの自らの生き方とその思想が試されるような「ラジカルな問題」を突きつけ られているのです。(勿論、教師だけの問題ではありません。私も問題を共有しています。)
 引用文中の教頭のような転向者が多数派になっていくのではないかと危惧しています。誤っていたのは 「民主主義教育」ではなく、それまでの自分自身の生き方なのですが、彼らがそのことに気づくことはまず ないでしょう。情けないことです。
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