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今日の話題3

続「安倍政権6年間の悪行・愚行」(43)

  今回紹介する論説は日刊ゲンダイDIGITAL版の巻頭特集記事(2019/08/30付)です。日刊ゲンダイDIGITAL版で検索すれば読むことが出来ますが、このブログにおいでになった方に是非読んで頂きたいと思い、ここに転載させていただくことにしました。

類が友を呼ぶ安倍内閣  総仕上げ改造は目を覆うおぞましさ

「安定と挑戦の強力な布陣としたい」
「新たな人材に突破力を発揮してもらう」
   安倍首相がG7(先進7カ国首脳会議)開催地のフランス南西部ビアリッツで会見し、内閣改造と自民党役員人事の実施を明言した。

   党総裁選後に行われた昨秋の内閣改造は、安倍を支持した派閥の領袖に配慮した論功行賞の色合いが濃くなり、2012年の第2次安倍内閣発足後では最多となる12人が初入閣した。
   今回も「衆院当選5回以上、参院当選3回以上」で未入閣の待機組を抱える各派閥は8月半ばから積極的に研修会を開くなどして存在感をアピール。
   こうした動きを踏まえ、安倍も「我が党には老壮青、たくさんの人材がいる」などと大規模改造に含みを持たせているが、一部報道では、21年9月までの総裁任期を見据え、今回は自身の後継育成や憲法改正などの政治課題を最優先した「総仕上げ」と位置付け、そのための布陣とするつもりらしい。
 一方で、安倍はこれまでも内閣改造に取り組むたびに「安定」を強調してきたが、言葉通りにコトが運んだことは一度もない。「適材適所」はいつもスローガンだけ。過去の安倍政権を振り返っても、常に閣僚や政権幹部の失言やスキャンダルが取り沙汰されてきたからだ。

■内政、外交そっちのけの政局人事でいいのか

 前回の改造時も、安倍は「自民党は人材の宝庫」「全員野球内閣」などとドヤ顔で自慢していたが、フタを開ければデタラメ人事の極みだった。
 最たる例が、政府のサイバーセキュリティー戦略本部の副本部長でありながら「自分でパソコンを打つことはない」と言い放った桜田義孝前五輪相だろう。あらゆる場面で失言を繰り返した揚げ句、白血病と診断された競泳の池江璃花子について「がっかりしている」と暴言を吐き、さらに東日本大震災で被災した岩手県出身の自民党衆院議員のパーティーであいさつした際には、議員の名前を呼んで「復興以上に大事」とやらかして辞任に追い込まれた。「四国は離れ小島」などと地方蔑視とも受け取られかねない発言をしていたクセに、よりによって〈内閣の最重要課題〉に位置付けられた〈地方創生〉の担当相に起用された片山さつきも醜聞まみれ。大臣就任早々から週刊文春で国税庁への口利き疑惑や政治資金のずさん処理が報じられ、辞任を求める声が続出したにもかかわらず、本人はシラを切り通して今も居座り続けているのだから、とんだ恥さらしだ。安倍政権の閣僚につく連中はそろってロクな人間がいない。チンピラばかりだ。今度の改造人事だってグダグダになるのが容易に想像がつくだろう。


  安倍首相が党総裁3選で終わるのか、それとも4選を狙うのかによって人選が大きく変わると思いますが、どちらにしても『何を成すのか』ではなく、政局人事になると思います。内政、外交と課題が山積する中で大事な閣僚人事がそれでいいのか。国民も今度の人事をよく見極めた方がいいでしょう」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)


  暴力的な様相を帯び始めた嫌韓嫌中の同調圧力がさらに強まる恐れ
  繰り返すがチンピラの集まりが安倍政権であり、それは今の韓国に対する閣僚の姿勢を見てもハッキリと分かる。河野太郎外相、世耕弘成経産相、柴山昌彦文科相の3人が象徴で、そろって隣国を挑発し、対立関係を悪化させているからだ。

「韓国が歴史を書き換えたいと考えているならば、そんなことはできないと知る必要がある」
   27日の会見で、1965年の日韓請求権協定に関して韓国の姿勢を強く批判した河野。韓国最高裁(大法院)が日本企業に元徴用工らへの賠償を命じた判決を出した昨年10月以降、高圧的な言動で韓国を非難してきた。韓国が日本とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄を決めた際も「地域の安全保障環境を完全に見誤った対応」などと感情ムキ出し。立憲民主の枝野幸男代表はラジオ番組で河野の外交姿勢を「上から目線」と呆れていたのも当然だ。


  ドヤ顔で「ホワイト国(優遇対象国)」からの韓国除外を公表した世耕もまた、河野と同様に常に居丈高でケンカ腰。選挙応援中に自分にヤジを飛ばした学生が警察に排除された問題で、会見やツイッターで“当たり前”のようなオレ様発言を繰り返している柴山も嫌韓・嫌中で知られる。柴山が7月のフランス訪問中、ユネスコ(国連教育科学文化機関)本部で「世界の記憶」(世界記憶遺産)登録制度の改革を要請したのも、過去に中国の「南京大虐殺」の資料が登録されたり、韓国の民間団体が慰安婦関連資料の登録を支援したりする動きが出ているためで、中韓両国に対する牽制の意味合いが強いとみられている。
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 外交交渉は歴史認識や領土問題が複雑に絡むからこそ、冷静さが欠かせない。それなのに複数の閣僚が先頭に立ってイキリ立っているのだから、相手国と良好関係を構築できるはずがない。元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。

「韓国に怒りの感情をぶつけて一時的に留飲を下げても、結果として対韓輸出が減るなど国益を損なう事態が起きている。感情論を優先することが貿易国である日本の外交手法として正しいのか。いよいよ冷静に考えないと、ますます国がおかしくなるでしょう」

■超右翼政権で排外主義を叫ぶ政治家が闊歩する

  その通りだ。もっとも、「類は友を呼ぶ」の言葉通り、今の状況をつくった“元凶”は他ならぬ安倍だ。トップが幼稚な国粋主義の極右思想に侵されているから、同じような仲間が集まってくる。よくよく見れば、桜田も片山も柴山も皆、安倍と同じ右翼組織「日本会議」のメンバー。権力をはき違えたネトウヨ脳全開なのだから、必然的にゴロツキ内閣になるわけだ。

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 こうなると、安倍が「総仕上げ」と意気込む改造人事の形も見えてくる。誰が起用されても、今以上に民意と隣国を愚弄する人選になる可能性が高いということだ。なるほど、日本会議メンバーである自民党の萩生田光一幹事長代行が「憲法改正シフト」のための布陣として、大島理森衆院議長の交代論に言及していたのもうなずけるではないか。すでに「総仕上げ」のための準備は水面下で始まっているのだ。政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。

  「安倍首相が言う『総仕上げ』とは、何が何でも改憲を実現すること。今度の改造人事はそのための布石であり、超が付く右翼政権が誕生するかもしれません。歴史修正主義、排外主義を声高に叫ぶ政治家が闊歩する最悪の時代になるおそれもあるのです」

  ネットを中心として暴力的な様相を帯び始めた嫌韓・嫌中の同調圧力が今後さらに強まり、それに異を唱える世論はより封じ込められることになるのだ。まさに目を覆いたくなるようなおぞましさではないか。

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