2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
(2006年12月11日と12日の「今日の話題」は同じ話題を取り上げているので一緒に再録します。)

今日の話題

2006年12月11日(月)
「御手洗ビジョン」:今度は「希望の国、日本」だとよ。うんざりだ!

 本日(12月11日)付朝日新聞夕刊一面に「経団連・御手洗ビジョン原案判明」という記事があった。来年1月1日に発表する予定のものというから、これはスクープなのかあるいは被支配層の反応を見るための観測気球なのか定かではないが、このなんともあつかましくも手前勝手な提案を見て、私(たち)は支配階層に完全に舐められ切っていると、改めて肝にめいじて思い知らされた思いだ。

 この提言の表題は「希望の国、日本」だとよ。「美しい日本」でうんざりしきっているところによく言ってくれるぜ。ますます絶望的な日本を目指しての提案の主な内容は次の通りだ。

・イノベーション(技術革新)の推進
・法人税実効税率の10%引き下げ
・11年度までに消費税率2%引き上げ
・10年代初頭までに憲法改正
・業績などに応じた人事・報酬制度の整備
・愛国心に根ざす公徳心の涵養
・政治寄付を拡大するための法改正
・東アジア全域での経済連携協定促進
・15年度をめどに道州制を導入

 いま、オコチャマランチ・狆ゾウが青洟たらしておねだりしていることとピッタリ口裏を合わせているような内容だ。

 こういうような経済的支配層の意思表示を、私(たち)はどうとらえたらよいのか。内容の具体的な批判は、いずれ識者たちが行うだろうから、その人たちにまかせよう。私(たち)は、ブルジョア民主主義国家の支配形態の問題として、原理的に考えることにする。といっても、滝村さんの論述に教えを請うことになるわけだが、今日はもうまぶたがくっつきそうなので、また明日。

2006年12月12日(火)
「今日の話題」+「滝村国家論」

 今朝日課のインターネット散歩をしていたら、「きっこの日記」(12月11日)が「御手洗ビジョン」を取り上げていた。

経団連は売国連

 情報源は私の(新聞記事)とは異なるようだ。そのなかできっこさんは、政・官・財合作の「輸出戻し税」というペテンを厳しく糾弾している。私はこんなふさげた「税」があるのを知らなかった。

 またきっこさんは
『あたしは不思議なんだけど、なんで経団連が、「憲法改正」だとか「愛国教育」だとかって言い出すの? 百歩ゆずって「消費税の大増税」だけなら、とりあえずは「経済」に関係することだから分かるけど、憲法問題や教育問題なんか、お前らが口出しすることじゃないだろ?‥‥』
と疑問・異議を投げかけている。昨日私が「経済的支配層の意思表示を…原理的に考える」と言ったことは、まさしくこの疑問へのアプローチということになる。しかし、この問題も、既に今までの「滝村国家論」を紹介した記事の中で再三触れていることだった。特に次の記事が直接それを取り上げている。

『滝村隆一の国家論』
『統治形態論・「民主主義」とは何か(4)議会制民主主義とブルジョア独裁の仕組み』

 これらの記事と重複することになるし、さらなる横道に入って議論が錯綜することにもなるが、「唯物史観と国家論の方法」からはしばらく離れます。

 以下は『国家論をめぐる論戦』所収の「Ⅰ/四/3「国家論の宇野経済学的構成によせて」による。
 この論文は『滝村国家論に学ぶ』(鎌倉孝夫・中村健三)という論稿で提示された疑問やその中に見られる理論的謬見に答える形で書かれている。その謬見は通常よく見られるもので、白状すると私も共有している。これら謬見に対する滝村さんの補正意見は「滝村国家論」への理解深化に資するところ大だと思う。

 鎌倉・中村2氏によっ提出された疑問は2点ある。

疑問1
 国家意志形成において被支配階級の意志ははたして反映されるのだろうか。

 この問題は第668回(11月26日)の今日の話題『世論と国家意志』で提出した問題でもあり、そこで滝村さんの文章を一部引用しておいた。今回はそれをより詳しく読むことにする。

疑問2
 総資本的意志とは何であり、それは何故どのようにして国家意志として押し出されてくるのか。

 これが今回の直接の問題である経団連など財界の意思表示と国家意志との関連の問題ということになる。

 この二つの疑問点と、それに関連する論理的な謬見に対するの滝村さんの論述を次回から読んでいくことにする。

(追記 2016年11月9日)
 滝村さんの論述は 「『国家意志』とは何か」という表題でまとめて掲載しました。
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