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548 新新宗教批判(14)
日本は統一教会に支配されている?(2)
2006年7月12日(水)


 日本の支配層を構成する者たちのほとんどは天皇教信者かその支持者とみ てまず間違いあるない。
 では天皇教信者であって同時に統一教会信者であるような者はその二つの信 仰心をどのように処理しているのだろうか。両立不可能なこの二つの宗教の折り 合いをつけるのにはさぞ苦労することだろう。小森義峯という法学博士殿のご 高説を伺おう。

『神武天皇が、建国に際し、橿原(かしはら)の宮で宣べ給うた言葉の中に 「八紘(あめのした)を掩(おほ)ひて宇(いへ)とせむことまたよからずや」 というのがある。「あめのした」とは、地球上ということである。つまり、こ の言葉の意味は、「地球上の全人類が一つの家の中に住む親子兄弟のように仲 よく暮らしてゆこうではないか」ということである。「八紘一宇」は、日本の 建国の精神であると同時に、神道の根本理念である。(中略)それは、統一教会 の創始者・文鮮明師の理想とされる世界の諸宗教の融和ないし統一とその根底に おいて一致するものである、と私は考える。』

 奈良盆地の一角にかろうじて東是(魚偏がつく)国(とうていこく)侵略の 拠点を手に入れただけで建国とは笑わせる。またそのときのイワレヒコの念頭 にあった「あめのした」を「地球上の全人類」という近代に確立した概念で粉飾 するとは恐れ入る。(「第353回 天皇制の基盤を撃つ ― 真説・古代史(6) 『記・紀』の中の東是国」参照)
 記紀をご都合主義的に誤読するからこのような苦しい茶番理論を創らなければ ならなくなる。

 ブルジョア民主主義国家の支配層は人民の労働力が生み出す富をがっぽりと 収奪できる体制を維持強化するのに都合のよい思想や宗教は何でも利用する。

  資本主義体制は、奴隷性の一種であるから、この体制を維持していくことを 利益としている人々は、たとえきわめて賢明であってもその利害関係の影響 を受けて、体制を合理化し永遠化するような思想や理論に心をひかれたり、 体制に対する科学的な批判に耳を覆ったりしがちである。さらに進んでは、 非科学的な理論をつくり出し普及することに努力する。

 このような意味で、階級的矛盾に対する制約・規定を理解することは重要 である。しかしこれは、体制側の主張ないし理論はすべて非科学的であると か、大衆を偽瞞するための宣伝には一変の真理もないとか、いうことを意味 するものでもない。主義 も理論も頭の中だけで創造されるものではなく、現 実の反映および先走りとして成立するものであるから、どんなに歪められた どんなに空想的な主張や理論でもそこには現実が何らかのかたちで取り上げ られており、真理を含んでいるわけである。(三浦つとむ「言語と認識の 理論」より)


 なるほど、上記の法学博士殿のご高説にも「地球上の全人類が一つの家の中 に住む親子兄弟のように仲よく暮らしてゆこうではないか」という好ましい理念が 含まれている。ただし惜しむらくは「階級的矛盾に対する制約・規定」に対する 理解が決定的に欠けているまのて、「地球上の全人類」にとってはますます 階級的矛盾を深くするものでしかなくちっともためにならない。

 さて、統一教会ヨイショリストに目を通していて気づいたことがもう二つある。 一つは肩書きのことで、特に政治家や官僚の肩書きが全て「元」つきである。現役 時代は、やはり後ろめたくはばかる気持ちがあるのだろう、表面きって統一教会との関わりは 伏せているわけだ。
 もう一つはそのコメントの中身で、統一教会の教義に触れているものは少なく しかもその底は浅い。全体には共産主義への恐怖と敵意がみちみちていて、半数 以上のコメントは統一教会の下部組織・国際勝共連合の活動への共感・賛辞であ る。

 現役隠しと勝共連合を結ぶと

『週刊現代』(99.2.27号)の特集記事

が生き生きとしてくる。

 文鮮明は勝共連合に『まず秘書として食い込め。食い込んだら議員の秘密を 握れ。次に自らが議員になれ』という指示を出ているそうだ。勝共連合が 派遣する秘書の給与は勝共連合持ちで議員にとっては美味いエサだ。その秘書に 弱みを握られた議員は統一教会の下僕となる。あなおそろしや。

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