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543 新新宗教批判(10)
いまテレビが低俗な理由
2006年7月5日(水)


 今回から「統一教会」を取り上げる。

 コイズミ・イシハラと並んで私が最も忌み嫌う政治家・岸妖怪一族の末裔アベが 統一教会の合同結婚式に祝電を送ったというニュースが最近あった。妖怪一族と 統一教会の関わりは相当深いらしい。全記事をそのまま鵜呑みにはできないが、 次のサイトに詳しい。

安倍晋三を首相にすると…

 統一教会がひろく知れわたったのは1992年の合同結婚式がきっかけだった。 アイドル歌手・女優の桜田淳子ともと新体操の日本ナンバーワン・山崎浩子が 合同結婚式に参加し、マスコミが大騒ぎをしたのだった。

 統一教会の公式サイトに桜田淳子の信仰告白が記録されていた。

『姉が20歳の頃に統一教会に入りました。当時、私は秋田にいて13歳でしたが、 統一教会はとにかく悪い噂の渦中にあり、そのために、親と姉とのもめごとを 見てきましたので、私も「何でそこまで・・・」と、統一教会や姉を先入観を もって見るようになっていました。私が芸能界に入って15歳の時に、姉も東京 に出てきてくれ、一緒に生活するようになりました。悪いイメージを持って接 してきた姉ではありますが、その姉のアドバイスの一言一言に、いちいち納得 できるものがあったのです。それで姉のやっていることは間違っていないんだ な、と思うようになりました。だから私は強制的にではなく、自ら「ちょっと 耳を貸してみようかしら」と思って、この統一教会の教理である「統一原理」 に触れたんです。それは序論から始まって膨大な理論立ったものがあるのです が、その3日間の講義を受けまして、これが本当に真理であると思いました。 以来、私が芸能界でやっていく上で、これが精神的バックボーンになってきた ことは間違いないんです。』

 少年の犯罪やオウム真理教事件などの時と同様、こうしたセンセーショナルな 事件に対するマスコミの報道姿勢は、現象面ばかりを追っかけまわして大衆を 扇動することにかまける。事件の根底にある実相や核心に迫るようは真摯な報道 ・解説はほとんど見られない。このことはセンセーショナルな事件のときだけではない。 日々の政治や社会問題に対しても同様である。
 テレビは、下劣でつまらないおしゃべるや下品で醜悪なパフォーマンスだらけ の低俗番組が多いから低俗なのではない。そのような番組は泡のようなもので、 すぐ消えて跡形もなくなるだろう。テレビを低俗なメディアにしている最も大 きな元凶は事あるごとにしゃしゃり出てくる解説者や識者の低俗さなのだ。

 さて、吉本さんの『「原理講論」の世界』は1992年の大騒ぎのときに書かれた。このときの テレビの報道について次のように書いている。

 これはなぜか韓国人の日本人にたいする植民地時代からの憎悪と、日本人の 韓国人にたいする潜在的な侮蔑感を微妙に刺激するように働いた。さらにもう ひとつの印象は、桜田淳子や山崎浩子のような、専門の分野で優れた能力を もっているとみなされる人たちが、生活者としては意外なほどころりと思い込 みやすい脆さをもっているということだ。そしてどこまでが本当なのか、実相 はどうか、さっぱりわからぬというのが実感だった。

 テレビ報道のアナウンサーや、登場した解説者もまた、はかない印象を視聴 者にあたえた。こういった人たちは、誰ひとりとして統一教会はどんな理念や 原理をもったキリスト教団体で、どこが駄目なのか、どこが吸引力をもつのか を解説しなかった。そしてただやみくもに合同結婚式は野蛮・未開で、本人の 意志に反しようが嫌だろうがかまわずに男・女のカップルを強制し、また信者 になると霊感商法で安い物品を法外な値段で売りつけて資金をあつめる義務が あると宣伝した。これは何らかの度合で事実かもしれない。しかし売りつけら れる方に信心がなければ、そんなことは成り立つはずがない。どんな信心なの かを確かめたり、問いただしたりする解説は、いっさいテレビ画像にのせよう としない。これでは、ただデマをひろげるだけで、統一教会の実体に肉薄する ことができるわけはない。


 これが吉本さんを統一教会の教義の分析に向かわせたモチーフである。 「膨大な理論立ったもので本当に真理であると」桜田淳子に思い込ませた 「統一原理」とはどんな教義なのか。
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2006/07/05(水) 16:28 | | #[ 編集]
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