2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
今日の話題

「珍らしい名字」のお話


 約4年前、30数年間購読していた朝日新聞をやめて、東京新聞に代えた。朝日新聞の劣化にあきれ、いま最もジャーナリズム精神を発揮している新聞は東京新聞と判断したからでした。( 「今日の話題:朝日新聞の欺瞞」 を参照してください。)

 かつて朝日新聞のスター記者として活躍した本多勝一さんが『週間金曜日(2月5日号)』の連載記事「貧困なる精神」で『「朝日」「東京」のどちらを止めるか』という問題を取り上げている。結論として本多さんも東京新聞に軍配をあげている。曰く、
『かっての「朝日」は個性的記事によって他紙と区別されたけれど、今は横ならびの一紙になり、関東で見るかぎりかっての"芸能新聞"「東京」にとって代わられたようですね』

 東京新聞の数ある個性的記事(署名記事)の中で最も注目されているのは「こちら特報部」でしょう。他紙がタブー視して絶対取り上げようとしない問題も記事にしている。政治・経済・社会問題だけでなく、時にはホッとするような楽しい話題もある。私のホームページの話題として、これまでに「こちら特報部」を数度利用させてもらっている。

 今日の「こちら特報部」は「珍名さんを追いかけて」という楽しい話題。とても面白いので紹介したくなった。

 話題の主は「苗字研究家」の高信幸男さん。「16歳のころ、家にあった地域の電話帳に、何種類の名字があるか数えてみた」のが、高信さんが珍名研究にのめり込んでいくきっかけだという。その後、各地の電話帳を調べたり、協力者の紹介や情報を頼りに珍名さんを集めてきた。それを基に本を2冊出版している。

「難読稀姓辞典」
 29460個の名字(読み方は40205通り)を収録している。
「名字歳時記」
 季節にちなんだ名字を集めている。

 高信さんは言う。
「これまで電話帳で確認しただけでも13万種類もの名字がある。日本国中にどれだけあるか、一生かかっても調べられないでしょう」

 また高信さんは珍名さんにお会いして直接の聞き取り調査もしている。その理由を次のように説明している。
「名字の珍しさはもとより名字にまつわる逸話、つまり人生に興味があるからだ」

 ところで何を称して「珍名」と呼ぶのか。高信さんの基準は次のようです。


 一般的に難読と思われる

 地域によって読み方が違う

 難読ではないが数が少ない、または名字としては珍しい
 ―のいずれかに該当すること。

 高信(たかのぶ)さんご自身の名字も③に当たるのではないでしょうか。名前が「高信」と言う方には出会ったことがあるが、名字が「高信」さんには私は初めて出会った。この記事を書いた記者は篠ケ瀬祐司さん。この名字「篠ケ瀬」は①に該当するでしょうか。「ささがせ」と読むようです。

 それでは記事の本文中に出てくる珍名とそれにまつわる記事を抜粋していきます。

☆「黒葛原」は何と読みますか。

 今月5日夜、高信さんは東京都国立市内のライブハウスで、シンガー・ソングライターの黒葛原(つづらはら)りつさんと再会した。

 高信さんは2008年に一度、同じライブハウスで黒葛原さんのコンサートを見た。その時はあいさつ程度だったため、この夜、あらためて出身地や名字の由来などについて、聞き取り調査を行った。

 高信さんの真骨頂は、このフットワークの良さだ。最初に黒葛原さんと会った時も、偶然見かけたポスターを見て、「これは珍しい」とライブハウスに飛び込んだのだ。

☆「一」は何と読みますか。

 翌6日は水戸市のそば店「にのまえ」を訪問。「一」と書いて「にのまえ」(二の前)と読む名字があると聞いていたので、「もしかすると経営者が一(にのまえ)さんではないか」と調査してみた。

 すると、経営者は「真家(まいえ)」さんだったが、名前が「一(はじめ)」。真家さんも「一」と書いて「にのまえ」と読む名字を知っており、屋号にしたという。

☆「嵐」「百足」「霊」「攝待」「銭袋」はそれぞれ何と読みますか。

 コンビニエンスストアで出会った女性アルバイトの「嵐(あらし)」さん。文字が持つ語感は荒々しい。人気のイケメン歌手のグループ名でもある。戸惑いはないかとたずねると、嵐さんは「確かに男性だったら格好いいかも。彼氏も『結婚したら嵐を名乗る』と言っています」と答えたという。

 苦労を伴いそうな名字の持ち主は、一様にたくましかった。

 茨城県ひたちなか市の「百足(むかで)」さん。姿が気味悪く、かまれると痛い虫と同じ名別はさぞ嫌だろうと思ったが、百足さんは「足が百本だから速く走ることができる。おかげで会社で出世できました」と淡々としたものだった。

 奈良県内には「霊(みたま)」さんがいた。「僧侶なのでぴったりの名字です。ただ、病院などにお見舞いを持っていくときは、草書でさっと書きますけどね」と笑っていたという。

 逆に思わずうらやんでしまう名字もある。岩手県宮古市の「攝待(せったい)旅館」は攝待(接待)さんが経営していた。「サービスがいいと思って予約したというお客さまが多い。名に恥じぬようサ一ビスを心掛けている」とはあるじの話だ。

 同県普代村の「銭袋(ぜにぶくろ)」さんは、飲み会などで、いつも会計を任されているという。それはそうだろう。名前も「金也(きんや)」なのだから。

 これまでに高信さんが実際に会った珍名さんは千人を超える。
「皆、自分の名字に誇りを持っている。子供の時は嫌だなと思っていても、『すぐに覚えてもらえるから得をしている』などと前向きにとらえている人ばかりだった」
と振り返る。
「それが楽しい。こちらもうれしくなり、元気をもらえる気がするんです」

☆「小鳥遊」「台」「土師」「垂髪」「四月朔日」はどうでしょうか。

 高信さんは電話帳で珍名を見つけてはその方を訪ねていきます。

 最初にたずねたのは、和歌山県那智勝浦町のたかなし「小鳥遊(たかなし)」さん。もとは「高梨」だったが、先祖が明治初期に名前を登録する際、高梨ではつまらないからと「タカが無しなら小鳥が遊べる」と「小鳥遊」で届けたとのことだった。

 豊かな自然に囲まれ、今でもタカの多い集落だった。「なんと柔軟な発想か。名字は土地の風土や文化に根差していることも痛感した」と、高信さんはますます名字研究にのめり込んでいった。

 名字の中に、今は使われなくなった古い言葉や風習が残されていることにも気付いた。    「台(うてな)」(高楼、高殿)

  「土師(はじ)」(土器、はにわの制作者)

「垂髪(うない)」(子供の髪形)

「四月朔日(わたぬき)」は、四月朔日(一日)ごろには、着物から綿を抜いたことに由来しているようだ。

 「名字は大切な日本の文化だ」と高信さんは考えている。

 記事は最後に高信さんの連絡先を掲載している。たぶん「珍名さん」の情報を期待しておいでなのだろう。もしかすると、このホームページを訪れた方に珍名をお持ちの方、あるいはその情報をお持ちの方がおいでかも知れない。お節介ですが転載しておきます。

高信幸男さん
 〒234-0055
 横浜市港南区日野南3の7の3-203
 電話・ファクス 045(832)1679
 メールアドレス takanobu.31@docomo.ne.jp
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 コメント
この記事へのコメント
すばらしいです。
でばなしで応援したいです。
まあがんばってほしいです。
2012/09/28(金) 02:37 | URL | 伝統的な名字である #-[ 編集]
苗字由来ネットに行ってみた。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/15(月) 15:56:32.48 ID:TaowhI3r0
**はまだ登録されていません。プレミアム会員登録をして頂きますと登録できるようになります。情報をお持ちの方はぜひお寄せください

ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51745463.html

罵倒するやつには使わせない!!運営者の心意気は素晴らしい!!布施和子氏、高信幸男氏がこんな言葉を見たらどう思うか考えろ!!






KAZ - 2012/10/03 - バージョン 1.5.5
更新しなきゃ良かった

有料版誘導の為か、使いにくくなってしまって残念。改善されなければアンインストールかなぁ。

のももす - 2012/10/04 - バージョン 1.6
文句があるやつは使わなければいい!

苗字本やほかの有料アプリも見たが、これ程の苗字情報が詰まっているサービスはなかった。文句がある人間は使わなければよいと思うが、私は苗字の検索には、ずっとこのアプリを使うだろう!そりゃアップストアでも1位になるだろ

怒らせるやつが悪い!!
ttp://artisan-lifelog.com/2012/01/appstore-stealth-review-watch/






質の真贋を見分けることができない人は、すぐ量にだまされてしまいます。

高信氏の著書である「難読稀姓辞典」は近くの図書館にありますが、例によって幽霊屋敷です。
ttp://6402.teacup.com/shidaichiro/bbs/15069

だまされるやつが悪い!!
2012/10/28(日) 00:53 | URL | あああ #-[ 編集]
先生の心根がすばらしいと感銘をうけました。
世の中にはいろんな名前のひとがいらっしゃるんですね。
2012/12/06(木) 17:52 | URL | sasakikisasa #-[ 編集]
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