FC2ブログ
2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
恥を忍んで、自作品の公開

詩文編(8)

 次の二編の題名に「ロンド」「ソネット」というという用語が使われていますが、作詞した当時のことは全く記憶にありません。改めて調べてみましたら、二編とも「ロンド」「ソネット」の様式を踏まえて創られています。我ながら(?)感心しています。

地球と踊るロンド

どこかに地球が
地球儀ほどに見える
位置はないか
時の流れの河床にあるか
あるいはひときれの肉の中
それともあかとき闇のすきま

どこかに地球が
地球儀ほどに見える
位置はないか
永遠が暗黒のことなら
永遠とぼくの
そこは和解の位置

どこかに地球が
地球儀ほどに見える
位置はないか
暗黒の統御の中で
眺めは徹底的に冷酷たれ
あらゆる涙への沈黙たれ

どこかに地球が
地球儀ほどに見える
位置はないか
暗黒と光の境から
眺める世界の深部は
醒めている華麗な夢


愛のためのソネット

心もつ生きものの
生きる寂しさの
痛ましき痕の影
の地平に顛うふるえの

心ゆえ貴さと死と
二つながらの幻影の
朝な夕なに迷う乱れの
うたかたの涙の悶えの

虚しさの無窮の際に
たかぶる人の知の浅ましさの
砕けてのまれる一点の渦

あゝそれは邪気なき欲望の
なんとくるおしく暴虐な湧出
生命(いのち)のシノニム、愛

スポンサーサイト