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2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
第791回 2007/05/15(火)

「真説・古代史」補充編

(お休みです。)



今日の話題

権力をもった愚者ほど怖いものはない。


 権力をもった愚者ほど怖いものはない。現時点でのその愚者とは、沈タ ロウ・狆ゾウのチンバカ大将である。

 参議院での仇を衆議院解散で討つという憲法違反の郵政選挙で 騙し取った議席で狆ゾウはやりたい放題だ。憲法改悪手続法が 、民主党の裏切りにも助けられてあっさりを成立してしまった。



 そのうえさらに、解釈改憲で集団自衛権を行使できるようにしよう とたくらんでいる。在日米軍再編成も着々と進めている。その最前線 に立たされているのが辺野古だ。私がこのホームページで辺野古 の闘いをはじめて紹介したのはホームページ開設まもなくの 2004年9月だったが、辺野古の闘いはその4年前から始まって いた。その後も辺野古の闘いを繰り返し取り上げてきたが、 過酷な長期戦を闘っている人たちに……情けないが、いつも 言うべき言葉が見つからない。

 60年アンポ闘争のとき、国会を取り巻く連日の激しいデモに 恐怖した岸珍介は自衛隊を出動させようとした。しかし、時の 防衛庁長官・赤城宗徳が出動要請を拒否したためその愚行は回避 された。軍隊の銃口は常に自国民に向けられていると知るべきだ。

 珍介に心酔する孫・狆ゾウは、辺野古での堅い反対運動に 業を煮やして、海上自衛隊の掃海母船「ぶんご」を差し向け たという情報があった。その後の情報では、さすがにまずい と思ったのか、どうやら引き返したようだ。狆ゾウも軍隊の 銃口を自国民に向けることも自分の権限だと思い込んでいるらしい。 そういえば「私は権力の頂点にいる」と得意そうにほざいて いた。

辺野湖からのメッセージ

「ジュゴンとオバァ」(TV番組)

 今日配信された「このサイトは革命だ!」 が、「憲法改悪手続き法」の本質とその成立を許した国会 情勢の適切な分析をしている。たいへん参考になるので転載 しておく。なお上田哲さんのホームページは
“1億総記者”『世論力テレビ』
です。


◆護憲派の混乱◆

 07年5月14日。憲法改正の国民投票法案は参議院本会 議を何の不協和音もなく通過。05年9月、衆院に憲法調査 特別委が設置され、国民投票制についての調査が41時間。 06年5月、衆院に与党議員提案されて58時間、参院で53時 間の審議で今日“円満に”自民、公明の賛成122票、これに 民主の渡辺秀央が1票。民主、共産、社民、国民新党の反対 99票で成立した。

 私はこれを「60年ぶり、現憲法の立法趣旨の変更」とみ る。不戦憲法はついに60年、曲がり角を回った。暗い気持 ちの1日である。

▽明確な政治ステップ

 自民、公明が「憲法は改正を否定していない。九十六条の 明記をみればむしろ遅きに失した当然の手続法の整備である」 と言うのは彼らの正当性の根拠である。果たしてそうか。 結論を先に言えば、この国民投票法の成立は明確な政治ス テップの1段階なのであって決して一般的な改憲を想定する 手続法制のステップではない。

 いわゆる護憲派はこの視点を明確に出来ず、無惨に混乱し てしまった。護憲派と見られている朝日は、与党が衆院を単 独採決した直後の4月14日、社説で「国民投票法案が対決 路線の中で打ち切られたのは不幸なことだ。この法案つくり は出来るだけ幅広い政党のコンセンサスを作って進めるべき だ。少なくとも野党第一党の賛成を得ることが望ましかった」 と書いたが、今、参院での成立の後、さらに不見識を露呈す ることになった。

 ご贔屓筋の評論家今井一氏を登場させて(14日夕刊) 「成立した法案は我々の考えもある程度反映されている。 外国と比較しても常識的な内容と言える」と言わせる。

「九条の会」の呼びかけ人の一人、鶴見俊輔氏も法案反対の 声を抑えてきたのだそうだ。「改憲反対が多数ならめでたい こと。負けても改憲反対の実情を歴史にさらす勇気を 持ちたい」と言うのが今日の感想。呼びかけ人の中では戦争 をしない国にするよう訴える勉強会を開く案も出ていると いう。「負けるとは限らない。やるだけやる、と絶望はし ない」そうだ。

 頼りないではないか。これはつまり、相手の政治ステップ を一歩進められたことを認めるのであって、無抵抗で見守る べき無色の手続法ではなかったのだ。絶望はしないというこ と自体、絶望を言っているように感じる。

 いよいよ、九条改憲が国民投票に掛けられる時になれば、 断固としてそれを許さぬ過半数を確保しなければならない のは当たり前のことに過ぎない。「首にあいくちを突きつけ られたら断固戦うが、突きつけられるまでは相手の自由」 と聞こえてならぬ。相手の殺意が分かっているのだから、 なぜあいくちを奪おうとしないのか。

 尤も、主戦護憲派のほうも「護憲、護憲」というだけでは 運動にならなかった。旧態依然、そこを抜け出せない。憲法 の永世中立宣言を具体的政策にして九条改憲の意図を粉砕す べきだった。その怠慢はあえて同罪と言っておきたい。

▽ 立法趣旨

 この法案が無色の手続法ではなく明確な政治ステップであ ることを見誤ったのは、憲法九十六条の読み誤りにある。 第九章「改正」第九十六条は次のように規定している。

「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成 で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経なけ ればならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定 める選挙の際行われる投票において、その過半数を賛成を必 要とする」

 憲法もいわゆる不磨の大典でなく改正規定があるのは当然だが、 これは厳格な高いハードルといわねばならない。いわゆる硬性 憲法である。

 他国にも例えばオランダのように我が国よりさらに硬性な 規定のものもあるが、その改正手続がどれほど硬性憲法であ るか軟性であるかは憲法自身の立法趣旨によるものである。

 敗戦後、思い切った戦争放棄を決意した新憲法がその理念を 貫くため、高いハードルを課した意味がここに込められてい る。改正手続を明示したから、出来るだけ速やかに改正を急げ と言う意思ではない。あえて、改憲の国民投票法を整備しない ことも憲法の望むところであった。少なくとも戦後民主主義の 国民は改憲を志向せず、国会もまたその法制を進める行動に 出ることがなかったのは、国民にも国会にも憲法の立法趣旨 への理解が存在していたからである。

▽ 三分の二

 戦後の殆どの期間、政権を独占してきた自民党が、その結 党時以来一貫して、改憲を党是と掲げながら、その挙にでな かったのは、焦点となる九条改憲発議に必要な議席の三分の 二を得られなかった理由に尽きる。保守政権を持って三分の 二を制することは可能でも、三分の二以上が九条改憲に一致 することが出来たのは小選挙区制による結果である。初めて 自・公・民に差違はない。

 列強の比肩する大軍備、MB参加、在日米軍再編成、防衛 省昇格、イラク派兵、集団自衛権行使、武器輸出三原則の解 禁など世論はほとんど抵抗無く、憲法は空洞化した。

 これは与件である。自民政権の長い狙いは九条改憲に一致 する三分の二の確保であった。それがついに実現した。 ここに安倍内閣の登場となった。戦後最も戦前回帰派であり、 しかも九条改憲に一致する三分の二を背負う幼稚な使命感が みなぎる未熟さである。

 保守本流意識の高揚を促す戦後六十年史観は安倍に 「改憲は私の任期で政治課題に」と言わしめた。

 すでに自民党改憲案は九条改憲を焦点とすることを明らか にしている。九条改憲の国民投票法制定は明確に政治ステッ プであり、九十六条に言う一般的改憲手続論として理解すべ きではない。投票年齢の18才切り下げ、最低投票率制の 無視、マスコミ規制など民主主義諸制度無視の暴走である。

 この事情は、安倍政権が政権を賭ける危険を冒してもあえ て改憲発議~国民投票に打って出る可能性をみなければなら ない。

 加えて、三分の二は教育改革を言い、モラルを説く驕慢に も至っている。格差の正当化医療・年金制度の崩壊を強権で 押さえ込む政治風土は裁判の権力迎合にも現れている。

 付け足せば、法案の衆院での採決の直前まで、国民投票法 案の合意を詰めていた民主党が、突然、投票の対象を一般重 要国事に拡大せよと迫ったのは、参院選対策のみに走る党略 より、われら本来の国民投票制度の提案を剽窃するもので公 党としての矜持を疑うものである。

 このような政権が「戦後レジュウムの脱却」を言う容易な らざる事態に対して、今こそ民主主義勢力の覚醒が求められ る。ワケ知りげな手続論の有害を捨てるべきだ。「9条護れ」 だけでなく平和政策の構築に叡智を集める時である。

 主敵は三分の二である。

  区切り用模様

区切り用模様
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