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2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
第735回 2007/02/23(金)

《吉本ファシズム論より》:社会ファシズム(3)


 中野正剛が「国家改造計画綱領」を起草した時の時代背景を確認し ておこう。

1931(昭和6)年 柳条湖事件(満州事変)
           満州国建国宣言
1932(昭和7)年 5・15事件
1933(昭和8)年 日本、国際連盟脱退
1934(昭和9)年 満州帝政実施
1935 (昭和10)年 政府、国体明徴・天皇機関説排撃声明
1936 (昭和11)年 2・26事件
1937 (昭和12)年 盧溝橋事件・日中戦争始まる
           日独伊防共協定
           南京大虐殺
1938 (昭和13)年 国家総動員法公布
           日本軍、徐州占領
1939 (昭和14)年 ノモンハン事件
           国民徴用令公布
           米国、日米通商航海条約廃棄通告
1940 (昭和15)年 日本軍、北部仏印に進駐
           大政翼賛会発会
           大日本産業報国会創立
1941 (昭和17)年 予防拘禁制追加(改正治安維持法)
           東条内閣成立
           真珠湾奇襲攻撃・太平洋戦争始まる

 多くの人たちが、現在の日本の政治・社会状況を1930年代になぞ らえている。最近では1940年代に突入したと言う 人もいる。自民党が着々と積み重ねてきた反動的法整備は「共謀罪」 という「予防拘禁制」で完成する。憲法は既に「解釈改憲」されてい る。憲法の番人・最高裁さえ憲法違反のような判決を続々と打ち出して、 憲法遵守義務を放棄している。


 人の日常とは非日常の仮装である。日常が非日常を胚胎している のではない。おそらく逆であろう。人の非日常が日常という名の気 だるいジェリーを絶えず分泌し、それを皮膜として身にまとい、安 穏を装って災禍のもとを隠すのである。人はそうでもしなければ身 がもたないのだ。災禍のもとが日々にいつも露出しているのでは、 気の休まる暇がない。

 だから、無意識に「日常」を仮構する。「安穏」を捏造し、演出 する。その手助けをしてきたのは、いつの時代も国家に牛耳られた マスメディアであった。

 じつは「ごくありふれた普通の日」なんかないのである。あるの は、「ごくありふれた普通の日のように見える日」なのだ。昨日も そうであった。今日もそうだ。明日もまたそうであるにちがいない。 しっかりと目を凝らせば、安穏のジェリーに包まれた災厄の果実が、 ほら、もうはち切れそうなはどに膨らんでいるではないか。

 1930年代の世情に私はずっと興味を抱いてきた。より正確には、 1930年代という実時間における歴史認識について。つまり、その年代 に生きた人びとは危機を危機として感じていたのかどうかということ について。なぜなら、1931年こそが「十五年戦争」のスタートだった からである。

 満州事変、日中戦争、太平洋戦争の総称である十五年戦争とは、い うまでもなく、当時からそう呼ばれていたわけではない。戦後もだい ぶ経てからの痛苦に満ちた名称である。もしも発端の柳条湖事件で 日本の社会が十五年戦争を予感し必死で回避しようとしたならば、 十五年戦争はなかったか短縮されるかしたはずであろう。

 仮構された日常が、しかし、そうさせなかったのだ。今日は昨日 のつづき、明日は今日のつづきという「ごくありふれた普通の日」 の連なりに生きているという幻想が、途方もない楽観を生むのであ ろう。
  (辺見庸著『いま抗暴のときに』所収「日常という仮装」より)


 さて、「国家改造計画綱領 第一、非常時宣言」に曰く

『かくして、全国民は深甚切実なる不満と不安とに陥り、恐る べき社会的大動揺の兆候は歴然として眼前に顕はれて来た。かの 五・ー五事件の公判が開かるるや、都市と農村とを間はず、全国 民の熱烈なる同情は被告の志士的心事に注がれてゐるが如き、以 て人心の激変を語るものではないか。(中略)吾々は悲壮なる五・ 一五事件の被告の熱情に対し、建設的指導原理を提供し、天下に 向つて改造の指標を掲げねばならぬ』

 これを引用して、吉本さんは次のように解説している。


 軍部や農本ファシストたちに同情する擬態をしめしながら、かれら が天皇制の絶対主義的な側面に直結して、資本主義打倒を目的とする テロ行為に走ったのにたいし、中野は資本主義の無力を既成政党の 無力におきかえ、あたらしい国家統制によって、ブルジョワ独裁を 企図しようとするにほかならなかった。

 中野が<建設的指導原理>というとき、無智ながらも農本ファシ ストたちがしめした資本主義の打倒はおしとどめられ、資本主義の 国家統制による修正と永続化が目的とされた。五・一五事件の被告 のエネルギーに、建設的指導原理を提供すると称する中野の綱領は、 木に竹をつごうとするに、ひとしいものであった。そして、ある程 度意識的に、農本主義者、軍部下級将校たちがしめした行動力のエ ネルギーを、北一輝の法案の影響から、自らのブルジョワ独裁論の 方向に吸収しようと試みたということができる。

 東方会のこのような意図は、十五年戦争の会期を通じて実現され なかった。軍部や農本ファシストたちの行動力は、天皇制絶対権力 の錯綜した支配力を強化することに役立ち、中野正剛ら東方会ファ シストたちのブルジョワ独裁の企図は、ドイツ、イタリアのよう に実現せず、わずかに資本制軍需生産の合理化と金融産業資本の帝 国主義的な膨脹をたすけるだけにおわつた。この日本的ファシズム の二様の終末のなかに天皇制下の社会構成の特殊な性格が集中して あらわれたのである。



今日の話題

浅野史郎さんを都知事候補に!

 黒川紀章、沈タロウの友人を自認し、日本会議の会員らしいという いかがわしい人物が都知事候補としてしゃしゃり出てきました。私は 何よりも沈タロウの落選を願っていますが、沈タロウ以外なら誰でも というわけにはいきません。

 「出たい人より出したい人」
 いま都知事候補に「浅野史郎さんを」と立ち上がった人たちがい ます。私も賛同の署名をしました。以下に浅野さんの人となりと、 これまでの経過と次回の会合への参加呼びかけのメールを転載します。


●日時:2月18日(日)午後4時から5時半
場所:江東区東大島文化センター(03-3681-6331)
   「統一地方選挙」についての講演会 ゲスト 浅野史郎
主催:「市民の声江東の会」
アクセス:都営地下鉄新宿線東大島駅下車 徒歩 5分

●昨日の報告(渡辺みつ子より) たった二日間の呼びかけにお応え頂き、メールの転送、ご参加、 メッセージや電報などありがとうございました。今晩は参加で きなかった「気持ち応援団」にも感謝です。

手作りの横断幕やポスター、受付対応、名簿、要請文の作成など、 綿密に打ち合わせた訳でもないのに、皆がそれぞれにできることを やり遂げました。

16日午後7時から9時、都内のホテルで「浅野史郎さんを東京都 知事に出馬させる会」が開かれました。参加者200人、報道陣50人の 参加があり、150人の部屋にとても入りきれない状態でした。会場 は浅野コールの熱気で一杯。

目的はただひとつ 「浅野史郎さんのハートに火をつける」
呼びかけ人の五十嵐敬喜(弁護士、法政大学教授)、小川明雄 (元朝日新聞論説委員)、上原公子(国立市長)他から、趣旨 説明や呼びかけがあり、熊本からかけつけた細川加代子(元首相 夫人)さんも切々と呼びかけられました。川田龍平さんはじめ、 長野、沖縄、仙台からかけつけた人 (ネットの威力)、都議、 区議など会場からも次々リレーラブコール。

最後に出馬要請文を千代田区議の小枝すみ子さんが読み上げまし た。そして、手に手に浅野カラーの青い紙を掲げ、ブルーの波、 ブルーの風をパフォーマンスしました。

さあ、この風はどのくらい強くなるでしょう、この波はどこまで 広がっていくでしょうか。浅野さんの心をとりこにしてほしい。

(公開記者会見で確認したこと)
・政治と金、地方自治、都政の現状を憂える無党派市民のやむ にやまれぬ出馬要請であること
・浅野さんの、実力、功績、人柄にほれこんでの出馬要請である こと
・都民だけでなく全国からのラブコールであること
・選挙は勝手連方式をイメージしていること
・政党も、労組、教組、企業もひとつになって勝手連で後方支 援してほしいこと
・時間がないのだから、それぞれの方法で浅野さんにラブコール を送ること
・浅野さん以外への出馬要請は考えていないこと

●ラブコール企画予定 2月18日12時半から2時 新宿西口(地上)
           リレートーク、シール投票、都政クイズなど
           主催 東京。をプロヂュース2007 雨天中止

    ◎山手線の全駅で、同じ時間に浅野コールをおこそう!
      実施予定者・グループは返信メールで連絡してね。
    ◎鎌倉市前市長の竹内謙さんが「浅野史郎さんを勝手に 応援する鎌倉市民の会」をたちあげました。あなたのまちにも・・是非。
    ◎浅野さんが立候補を決意してくれた場合、
     3月9日夜、なかのZEROホールで1200人のイベントも 予定されています。

●浅野史郎さんに対する都知事選への出馬要請文
 私たちは本日ここに会合を持ち、東京の未来について話し合いま した。その結果、私たちはさまざまな立場や考えを持っていますが、 一つだけ一致点があるということがはっきりしました。それは、4 月8日に行われる東京都知事選挙での候補者としては、浅野史郎氏 の外にいない、ということです。

この熱い思いを私たちは共有し、ここに集まりました。どうか、 この選挙に立候補してください。

浅野さんは、宮城県知事を3期務め、地方分権の旗手の一人とし て全国的に知られる業績をあげられました。
 市民オンブズマン全国会議の情報公開ランキングでは、毎年日 本一。公金の不正使用禁止に、全力を挙げたことでも全国的に知ら れています。カラ出張や食糧費はもちろん、県警の報償費について は執行停止など、公正・透明な使途のために全力で闘いました。

 一般競争入札制度を導入し官製談合をなくして、落札率を70%台 に下げるなど、公共事業の透明性を高め、無駄な事業費を減らしま した。

 また、福祉分野では地域福祉の充実、知的障がい者の施設解体宣 言、インクルージョン教育などノーマライゼーション実践のさきが けとして、きめの細かい政策を進めたことでも知られています。

 選挙は100円カンパとボランティアの市民選挙でしがらみをつくり ませんでした。だから、議会とも是々非々の関係をつくることがで きました。

 浅野さんは、現在慶応義塾大学の教授ですが、まだ59歳で、 趣味のマラソンのせいか元気はつらつとしています。今度は首 都東京で、都知事になったならば、これまでの経験を思う存分発 揮し、都民の目線に立ち、一人ひとりの生活や人生を大切にする 大仕事を実行してくださると信じています。浅野さんの経歴や人 柄からそれは可能だと信じます。

 ぜひ、都知事選に立候補してください。私たちは勝手連的に立 ち上がりましたが、私たちの後ろには大勢の都民がいると強く確信 します。

 浅野さんは、今月3日のある新聞に書かれているではありませんか。 宮崎県知事選挙で東国原英夫知事が誕生してことについて、 「立候補する勇気が、有権者に選択肢を与え、選挙に関心を集める。 結果が伴えば、宮崎県のように、有権者も参画する政治改革につながっ ていく」と。

 重ねてお願いします。浅野さん、万難を排して都知事選に立候補 してください。

2007年(平成19年)2月16日
「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」一同



浅野史郎さんを都知事に

稲垣道子

皆さま
 去る2月16日夜は、急なお声がけにもかかわらず、ホテルル ポール麹町にご参集頂きありがとうございました。200人と 報道陣50人の参加がありました。

 「浅野史郎さんを東京都知事に立候補させる会」後、あちこちで 浅野コールが高まっています。東京、否日本の現状を変えるために、 59歳浅野さん、もうひとはたらきしてください。市民派、実力者は あなたしかいません。

(1)ブログを開設しました。開いて見て下さい。ワクワク情報満 載です。

浅野さんのハートに火をつけよう!

木村和穂さん(慶大FC卒、東大大学院生)担当

(2)呼びかけ人・賛同者を募っています。専用メールアドレス です。

専用メール

矢崎与志子さん(SAVE the 下北澤)担当

(3)ウェブ署名できます。アドレスはブログでご覧下さい。

(4)ラストチャンス?のプロポーズ・・・に大集合

  浅野史郎さん、ハートに火をつけて!
    -次の都知事はあなたですー

  2月25日(日)午後6時半~8時
  八重洲富士屋ホテル 2階 300人のホールです。
  チョコレートが入場券

  都民、有名人、宮城県代表など続々登場し浅野コール
  東京都の課題は? 勝利の秘策は?

  「浅野さんのハートに火をつける会」主催


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