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2006年9月4日 ホームページ『「日の丸・君が代の強制」と闘う人たちと勝手に連帯するレジスタンスの会』からの引越し完了しました。
207 奴隷犬の生態(2)

2005年3月9日(水)


 イシハラの目論みは行き詰まっている。

   まず校長を服従させる。これはたやすかった。教育に対する高い志があって校長の道を選んだ、 なんていう校長はまれだ。ほとんどは出世したがりヒラメ校長だから権力には喜んで拝跪する。

 次は教員だ。
 ずいぶん以前のこと、「教員は臆病だから組合から脱退させて一人一人を孤立させれば何もできない 」というようなことを自民党の文教部会とかで言っていると、ある本で読んだことがある。
 脱退させるまでもない。都高教が全くの腑抜けだから、組合はあってなきが如し。イシハラはほく そ笑んだ。処分で脅す職務命令を校長に出させれば一件落着、と思ったことだ ろう。ところがどっこい、まつろわぬ教師たちがいた。

 それじゃ搦め手から攻めようと、生徒を使った戦術を加えた。ところが相当数の生徒が不服従を 貫いている。しかも事ここに到っては黙ってはいられない、自由が圧殺さると、保護者を始め市民 たちが立ち上がった。

 市民を服従させるには警察力に頼るしかない。公安まで動員して「日の丸・君が代強制」に抗議する ビラを配っている市民たちを逮捕し始めた。大日本帝国時代の思想弾圧を彷彿とさせる。イシハラの 目論みが行き詰まっている証拠だ。

   イシハラが文字通りの意味で狂っているのかどうか分からないが、学校が狂ってきたのは確かだ。


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 私たちの学校の管理職は成績を上げて出世することしか頭にありません。イシハラや都教委のお気 に召すような事をすれば成績が上がるのです。何をすればお思し召しに適うのかと日夜一生懸命 考えているようです。

 昨年度のことです。校長は突然重点指定校に立候補すると言い出しました。2期制にして1日7時間 授業にするというのです。教員はこぞって反対しました。私たちの学校の生徒には2期制・7時間授業 はふさわしくない、生徒のためにならないからです。しかし校長は私たちの意見に全く耳を貸そうとし ませんでした。
 今年度になっていきなり学校の体制が変わっているので生徒も保護者も戸惑っています。
 重点校にならないとお金も人もこないからというのが重点校に立候補する理由の一つでしたが、 結局、お金の方は特別教室2部屋にエアコンが付いただけでした。人の方は逆に教員の数は減らされ、 講師時数も減らされ、開講できなくなった科目・講座が出てきました。お金も人もまったく好いこと はありませんでした。

 実績が上がらないことに焦った校長は、こんどは生徒の髪の毛に着目しました。「生徒の髪の毛を 真っ黒にする」と言い出したのです。髪の毛を染めている生徒は進級・卒業させないというのです。 もうここまでくると本当に狂っているとしか言いようがありません。もちろん私たちは激しく反対し ました。

 生徒の学校評価アンケートには「校長いらない」「校長出て行け」「校長・教頭ウザイ」などなど管理職 への不信・恨みの声が一杯です。

 都の今年度の異動はひどいものでした。校長たちに都教委から「校長の学校経営方針に反対している 教員は異動させよ」という強い指導があったようです。私たちの学校も例外ではありません。職員会議 で校長は「1年目から私に反対意見を述べるような者は異動してもらう。」「私の学校経営方針に反対す る教員はいらない」と言っています。さらに「50歳以上の教員はこの学校にはいらない」などという とんでもない事まで言っています。自分より経験豊富で力量もある教員が目障りなのでしょう。

 私たちの学校ではほとんどの教員が校長の学校経営方針に反対です。半数以上の教員が異動希望を出 しました。しかしめでたく異動がかなったものは強制異動の人と「日の丸・君が代強制」問題で処分さ れた人ばかりでした。だから私たちの学校では「国家斉唱で座っていればよかった。」とか「今度の 卒業式・入学式では立たないでいようかな」なんていう会話が交わされています。
 他の学校では不当異動で多くの人が激しく怒っていますが、私たちの学校では残留希望の人はいない ので、不当異動もあり得ません。とてもうらやましい、いやうらめしい学校です。

 また、今年度から業績評価がCかDだと昇給を3ヶ月延伸されることになりました。全くイシハラは 勝手放題なことをやります。議会もイシハラ翼賛でチェック機能皆無です。
 業績評価は校長がするのですから、校長に逆らうと異動で不利なだけでなく、経済的な不利益を強い られることになります。実質的に処分される事と同じです。イシハラは私たちに糧道を絶つぞと脅して いるのです。頭を無理やり地面に押さえつけて服従せよと恫喝しているのです。
 私は校長のへんてこりんな教育方針には協力しませんし、いつも反抗しているせいか「C,Dをつ けるぞ」と2度もおどしを受けました。

 12月にはこんな事がありました。
 午後年休を取って学校を出たのですが、翌日教頭が「年休時間より早く学校を出ただろう。問題にするぞ。」と 言いがかりをつけてきました。
 校門の所に防犯用の監視カメラが取り付けられているのいるですが、それでチェックしたようです。
 私はその日は校門の立ち番だったので5分早く校門を出て学校の周りを巡回してから出かけたと説明しました。 教頭は「そんなのウソに決っている」といって全く取り合ってくれません。もしたとえ私が5分早く出かけたとして 「問題にするぞ」というほどの問題でしょうか。それに何よりも防犯用の監視カメラで教員を監視してい るとは、そっちの方こそとんでもない問題です。校長も狂っていますが、教頭もそれに輪をかけて、 狂っています。彼らにはもはや教育の「き」の字もありません。こんな人たちが教員を指導する 立場に居座っているのです。これがかつては教師だった者のなれのはてかと思うと情けない気持ちで 一杯です。

 ひどい事がまだまだたくさん起こっているのですが、時間がないのでお話できず残念です。
 でも私たちはどんなことが起こっても一致団結して管理職と闘っています。それぞれの学校で理不尽な 権力と闘う取り組みの一つ一つが私たちの国の民主主義を守ることにつながると信じて、これからも闘い続けて いきたいと思っています。
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 上記の記事の中で、とんでも校長が生徒の髪の毛を進級・卒業の条件の一つにしようという発想 していましたが、これに関連して蛇足を一つ。
[anti-hkm]MLの「ツバメ通信(7)」に次のような記事がありました。
 本日足立東高校の卒業式。
  計7人で正門でのビラまき。
  教職員の受け取りは今一つだが、生徒・保護者の受け取りはすごくよかった。
  教員がずっと7~8人入り口に立って、生徒を入り口で止めて、頭髪検査。
  髪を染めている生徒には黒スプレーを買いに行かせて、その場で黒くさせていた。
  1~2人のレベルではなく、ほとんど生徒全員。
  その様子を見ていた保護者は凍りついていた。
  反発して帰ってしまった3年生の親子もいた。
  とんでもない人権抑圧に全員驚き、怒った。

 生徒のファッションを規制するのは当たり前と考える教員は、もしかすると多数派です。
 「第151回」(1月12日)で、青木悦さんの講演を紹介しましたが、その中で私は青木さんの指摘 したことを「わが内なる保守・反動」という言葉で受け止めました。まさにこれが教師の内にある 『生徒への「強制」がまかり通る素地』なのです。
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